脊柱管狭窄症とは、硬膜嚢の周囲にある靭帯の肥厚や椎間板の突出によって硬膜嚢が狭くなり、神経が圧迫される病気です。
仕事や日常生活中の腰に負担がかかりやすい姿勢や動作が、脊柱管狭窄症を引き起こすこともあります。そのため、看護師や介護士など、人を支えたり重い物を持ち上げたりすることの多い仕事に就かれている方が多くいらっしゃいます。また、ご自宅で介護が必要なご家族のお世話をされている方が、脊柱管狭窄症を発症することもあります。
このほか、背骨の圧迫骨折も脊柱管の狭窄を招きます。交通事故や飲酒後の転倒、骨粗しょう症によって脊柱管狭窄症となる方もいらっしゃいます。喫煙や運動不足も骨を脆くするため、脊柱管狭窄症の遠因になり得ます。また、ステロイド剤の長期服用によって骨粗しょう症になり、圧迫骨折を起こして脊柱管狭窄症を発症するケースもあります。
脊柱管狭窄症の大半は、加齢により起こります。椎体と椎体の間には水分に富んだ椎間板があり、クッションの役割を果たしています。しかし、年齢を重ねることで椎間板は徐々に弾力性を失っていき、後部に飛び出すように変性していきます。
また、椎間板が変性して本来の役割を果たせなくなることで、複数の椎骨が積み重なった背骨はグラグラと不安定な状態になります。これにより過剰なストレスを受けた靭帯は分厚くなっていき、脊柱管は狭まっていきます。したがって、脊柱管の狭窄は一種の老化現象とも捉えることができます。
歩いていてしばらくすると脚に痺れや痛みが出てきて歩きにくくなってしまいます。
脊柱管狭窄症には、主に以下の3つの病態があります。
神経根型:神経根を圧迫する病態である神経根型では、主に片方の足の痛みやしびれが現れます。
馬尾型:馬尾神経を圧迫する病態である馬尾型では、両足のしびれや脱力感などが現れます。
混合型:馬尾神経と神経根が同時に圧迫される混合型では、上記両方の症状が現れる可能性があります。
脊柱管狭窄症の特徴的な症状は、間欠性跛行です。間欠性跛行とは、しばらく歩くと、痛みやしびれが現れるために歩行困難となりますが、少し安静にすると、再び歩くことができる症状です。
また特徴として、座っている時はあまり痛みや痺れの症状は出ません。立った状態や歩いていると症状がでます。なぜかというと、座ったり、腰を前に屈んでいる状態よりも、立ったときや腰が後ろに反ったときの方が脊柱管が圧迫されるためです。
腰椎部の脊柱管に狭窄が起こっていても、必ずしも腰痛が起こるわけではありません。腰痛とは、背骨を支える起立筋にストレスがかかることで生じる症状です。腰椎変性すべり症では、腰椎のずれを抑えるために起立筋が過剰に働くため、立っているときや歩いている最中に腰痛が起こります。しかし、脊柱管狭窄症の場合、起立筋にはストレスがかからないことも少なくはないため、腰ではなく足の症状に悩み病院を受診される患者さんが多数いらっしゃいます。
当院では根本治療を目的としております。
ただ脊柱管狭窄症の症状を和らげるのではなく、狭窄している部分を元に戻すサポートをさせていただきます。
脊柱管狭窄症は椎間板が加齢などですり減り、背骨が正しい位置からずれて神経が圧迫されることにより起こります。
当院の治療はお身体の土台の骨盤を正しい位置に矯正していき、上についている背骨の歪みを戻していきます。
また、今までの脊柱管狭窄症の状態を作ってきた日常生活の何気ない癖を直すことが、再発させない重要なカギです!
一つ一つ原因を一緒に探していき、どのようにしていけばいいのかをアドバイスさせていただきます。
ぜひ王子溝田橋整骨院の「姿勢ゆがみ矯正」を一度受けてみてください!
症状別メニュー一覧へ戻る
一覧を見る